2009年9月26日
昨日、盛岡から戻ってきました。日本精神病理・精神療法学会に参加してきました。今年度の学会テーマは「自己破壊」についてでした。
もちろん、自己破壊の最たるものは「自殺」です。心の臨床家にとっては、避けては通れない問題です。複数の発表を聴いてきましたが、「自殺」一般を語ることは困難だし、両価的にならざるを得ません。通常、ある行為が良いものかどうかを、判断するためには、行為の前、後を比較せねばなりません。しかし、自殺がなされた場合には、判断する主体も消滅してしまいます。
しかし、臨床家にとって問題になるのは、「自殺」一般では有りません。目の前の、個別的でユニークな人生を生きている、”あなた”の自殺です。もし、人生に苦しさ、むなしさしか感じられず、それから逃れる方法として自殺しか思いつかない状況にいるように感じているなら、もう一度、あなたに身近な人たちのことを考えていただければと、願います。あなたのことを、大切に思い、かけがえなく感じている人がいませんか。
ところで、、盛岡は落ち着いたたたずまいのある町でした。町を貫いて、澄み切った北上川が流れていました。そうそう、宮沢賢治が学生、新婚時代を過ごした町です。
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