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病をうけとめること

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2009年10月18日

最近、診療のなかで感じることは、病をうけとめることの大変さです。

ある患者さんは、病院に来るたびに、そして、薬を飲むたびに、自分は病気だと考えてしまい不安になる、と話してくれました。自分は、明日は大丈夫だろうか、と考えながら眠りにつくといわれていました。

また、別の患者さんは、うつ病で休職をされたのですが、自分は病気はたいしたものではないから、と考え、無理をして復職をしました。復職後、職場の上司が配慮して仕事量を減らしたのですが、それを自分の能力が過小評価されたと受け止め、自尊心が傷つき、さらに仕事に対する意欲が低下し、再び仕事を休むようになりました。しかし、再休職中も、いつでも復職できるように、毎朝6時に起床のベルを鳴らす生活を続けられています。慢性的な不眠がありますが、それでも6時に起きることを自分に課しておられました。十分な休養がとれないままに、休職を続けておられました。

病をうけとめることは、本当に大変です。まず、私にできることは、患者さんの大変さ、病の大変さを理解することでしょう。そして、そのうえで、現実的な希望を処方することでしょう。でも、これが、なかなか難しいことなのです。

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